歯科医院経営セミナー報告/菅野アキヒロ氏/事務長の役割とは?

2025年4月27日(日)10時 オンラインでセミナーを開催しました。

主催は、今レセプトコンサルタントとして急上昇中のUP Dental上田禎子さん。(弊社は協賛です。)

当初10名の参加者を募集していたところ、なんと28名の参加者になりました。

目次

菅野アキヒロとは?

菅野アキヒロさんは、1975年生まれ 福島県出身です。

音楽職を経て、壱番屋(ココイチ)へ入社し、複数店舗の運営管理を任されるまでになりました。

歌って、カレーが作れる事務長さんです。

東日本大震災のあと、縁あって歯科医院に入社し、受付業務や助手業務などの現場を経験した方なのです。

診療報酬の算定にも精通しており、夜な夜なお酒を片手に診療報酬の赤本を読むのが楽しみなんだそうです。

講演内容「人材育成」「数値管理」「算定管理」の3つのポイント

数値管理~飲食店経営レベルで歯科医院を見る

飲食店は、工夫一つで売上や利益が大きく変わる業種だそうです。

飲食店で得た数値管理を歯科医院に取り入れているのです。

数字で考えるメリット

分かりやすく平等

仮説思考につながる

感情が入らない

①昨年比

②来院に関する数字:6項目

③キャンセルに関する数字:6項目

④収入に関する数字:6項目

⑤比率で表す数字:6項目

これ以外にも応用編として時間別キャンセル数など、項目数自体がかなりのボリュームでした。

算定管理~資格者と共に戦う

事務長は、資格者が行った処置に対して正しく100%の診療報酬を得られるようにすること、かつ指導を防ぎ、指導になっても対処できるようにすること。

正しい算定

返戻や指導、収入ロスを守る

施設基準や疑義解釈等の情報を迅速に吸収し、医院全体へ共有する

人材育成~人が育つ魔法の言葉はない!

何が問題で人は育たないのか?

①スタッフのスペックやパーソナリティの問題
 採用ミス⇒ターゲットとペルソナの設定ミス
 ターゲット:年代や性別といった属性での分類
 ペルソナ:リアルに設定した1人の人物像

②作業の標準化の問題
 スタッフの自主性に頼っている
 標準的作業の指針がない
 雇用側が感情で動く

③育成の問題
 段階的教育のモデルがない
 スタッフに丸投げ
 ルール等がない

④適正の配置の問題
 スタッフの適性を把握していない
 多様性の配慮がない
 業務内容と適性を把握していない

仕組み化することで、作業面は成長できる。

人の問題と断定するのは最後

菅野が行った仕組みの変更とは?

1、終礼の廃止

2、複数ユニット移動の原則禁止

3、勤務時間に毎週のミーティングとロングミーティングの設定

4、ユニット毎完結型の作業

5、年次ごとに係を決めていく

6、仲良くしない

7、まずは自費は気にしない

8、標準時間の見直し

9、受付一人で120人の来院患者を回せる仕組みづくり

10、発注、在庫管理システムの改善

11、事務長が最も厳しい仕事を最も多くする

医院の改革5つのポイント

1、人材育成も医院の改善もベビーstepで

2、売上が下がる時でも、何か一つ以上はプラスをつくろう

3、成果が出た項目ほどその理由を分析する

4、継続できるかどうか?が、採択のコツ

5、自己把握できない改革は棚上げ、継続したらスタッフへ導入

まとめ

いかがでしたか?

1時間半の講演予定が2時間近くに伸びてしまうほど、講師の菅野さんが熱弁をふるって頂きました。

参加された歯科医師の方から「彼は神の領域まで行っている。彼のような事務長になろうと思うことは無理!」と言われるほど、圧倒される講演でした。

次回は、熊本に来ていただけるかもしれません。お楽しみに!

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この記事を書いた人

税理士法人クロジカの歯科マネジメント委員会より、
歯科医院の経営に関する情報を発信しています。

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